2つの選択肢
昨日の記事(詳細はこちら)で、
- 高配当株を買うにはインターネット専業証券会社がよい。
- 初中級者には、インターネット専業証券会社のち、SBI証券が最適。
と記載したうえで、SBI証券がベストな選択であることの理由は別の機会に説明しますとしました。
なので、さっそくその理由を説明したいと思います。
はじめに触れておきますが、店舗型の証券会社ではなくインターネット専業証券会社を選び、かつ、SBI証券または楽天証券のどちらかの選択で迷っているという状態で、すでに合格点です。
それでも、選択肢が2つあると、結局どっちがいいのー、と迷う方がいると思うので、あえて、1つを選択し、その理由を説明したいと思います。
1株から購入したい。「単元未満株」

私は、株式投資のうち、高配当株投資をやっており、それをみなさんにも勧めています。
以下は、高配当株投資を実践する、とくに初中級者向けという視点で記載していきます。
通常、株を買う場合、100株単位で買うことになります。
例えば、高配当株として有名な「三菱HCキャピタル」
株価は、1018円(2024年6月21日現在)です。
通常は、100株買う必要があるので、
1018円×100株 = 101,800円
最低でも10万円の資金が必要となります。
初心者のみなさんにとって、決して少ない金額ではないと思います。
でも、最近の株の取引では、100株単位ではなく、1株単位で買うことができるようになりました。
SBI証券では「S株」、楽天証券では、「かぶミニ」と呼ばれています。
S株やかぶミニでは、1株単位で株を買うことができます。
ちなみに、この100株未満で買える株を「単元未満株」といいます。
先ほどの三菱HCキャピタルの株を1株買った場合は、
1018円×1株 = 1,018円
1000円ちょっとです。少しだけ高価なランチを食べたくらいの金額で株を買うことができます。
しかも、S株やかぶミニといった単元未満株の購入でも、ちゃんと配当金をもらうことができます。
それでは、この単元未満株の購入について、SBI証券と楽天証券を比較したいと思います。
証券会社 | SBI証券 | 楽天証券 |
単元未満株 サービス 名称 | S株 | かぶミニ |
1株を買った時の 手数料 | 0円 | 0円 |
スプレッド(注) | なし | 0.22% |
買うことができる株 | ほぼ全ての株 が買える | 買えない株 がある |
リアルタイム 取引(注) | ✖ | 〇 |
上の表で、難しい言葉が出てきたので簡単に説明しますね。
はじめに、スプレッドについて。
スプレッドは、厳密に説明すると、「買値と売値の価格差」ということになります。
ただ、この説明だとかえってややこしくなるので、単純にして説明します。
スプレッドがあると、株を買うときに少しだけ価格が上乗せされる場合がある、と思っていただければよいです。
スプレッドについては、株の購入価格に影響するので、当然、「なし」となっているSBI証券のほうが良いです。
次にリアルタイム取引について。
リアルタイム取引は、株を購入するときに、その瞬間の株価で買うことができる、という意味です。
SBI証券のS株では、リアルタイム取引ができませんが、楽天証券のかぶミニで、リアルタイム取引ができます。
こちらについては、とくに、株式投資の初中級者のみなさんには、むしろリアルタイム取引ができないほうがよいと思っています。
とくに、高配当株の投資は、いったん購入したら、ずーと売らずに配当金をもらい続けることが目的なので、瞬間瞬間のわずかな株価の変動は、無視してよいです。
瞬間瞬間の株価を気にしていては、なかなか株を買えなくなってしまうということもあるので。
SBI証券を選ぶ最も大きな理由

ここまでの話しで、なんとなくSBI証券の方がいいかなーと思っていただけたと思います。
でも、SBI証券と楽天証券のどちらを選ぶかについての決め手は、他にあります。
それは、単元未満株を買うときに、
SBI証券ではほぼすべての株を買うことができるのに対し、楽天証券では買えない株がある、ということです。
高配当株投資を実践するにあたっては、この影響は小さくありません。
私が実践している高配当株投資では、いわゆる有名な会社の株だけでなく、小規模な会社の株も広く購入しています。
そういった小規模な会社の株については、SBI証券では買えるけど、楽天証券では買えない、というケースがあります。
これが、SBI証券を選ぶ最も大きな理由です。
お金持ちさんは

もちろん、
「豊富な資金があるので、単元未満株では買わずに100株単位以上で買います。」
「100株単位だと計算がらくなので、100株単位がいい。」
こんなお金持ちさんは、単元未満株は必要ないですね。
100株単位で購入するなら、SBI証券でも楽天証券でも、買える株の制限はないので、正直なところ、どちらの証券会社でもよいです。
まとめ

高配当株を買うには、SBI証券と楽天証券のどちらがよいかについて説明しました。
- SBI証券と楽天証券のどちらかで迷っている状態で、すでに合格点である。
- あえて選ぶならSBI証券を選ぶのがよい。
- その最も大きな理由は、楽天証券で単元未満株を買うことができない株があるのに対し、SBI証券ではすべて買うことができること。
- 単元未満株を買わない金持ちさんは、SBI証券でも楽天証券でもどちらでもよい。
以上、参考にしていただければ幸いです。