高配当株は一生売らない。それが正解。
買った高配当株。いつ売りますか?
一生売らない。それが正解です。
え! あの世に株を持っていくことはできないんだから。株を売って得られた現金を使い切らなかったらもったいないでしょ!
そう思うのも無理はありません。
それでも、一生売らない。それが正解です。
長生きリスク
自分が70歳になったことを想像してみてください。
あと10年は生きるだろうから、今ある資産は、1年間に10%ずつ取り崩して、10年間かけて使い切ろう。
一見、これは賢明な判断だと思います。
でも、実際はそんなことはできません。
それは、お金の不安から逃げられないからです。
もしかしたら自宅の補修にお金がかかるかもしれない。病気になって入院代がかかるかもしれない。
もっと、長生きしてしまうかもしれない・・・・・・
あらかじめ寿命がわかっていれば、それに向けて計画的に資産を取り崩して、死ぬまでに使い切ることができます。でも、そんなことは不可能です。
それが長生きリスクです。
長生きリスクに備える方法
人生100年時代。そんなことが言われる時代になりました。
今後、平均寿命が延びていくことにより、人々が100歳まで生きることが一般的になる時代が来るかもしれません。
現在、ふつうは65歳が定年退職となっていますが、近い将来、これが70歳になります。また、医療、福祉サービスの充実により、さらに平均寿命が延びていくことでしょう。
仮に65歳で定年退職となったとして、100歳まで生きるとしたら、あと35年もあります。
オギャーとうまれた赤ちゃんが、35歳になるまでの期間です。とてつもなく長い年月です。
私達は、この長生きリスクに備える必要があります。
そのリスクに対しては、資産で備える以外の方法はありません。
死ぬまで配当金をもらい続ける
すこし不安をあおってしまいましたが、これが現実です。
その、長生きリスクに備えるための解決策。それが、「高配当株」です。
そのためには、この「高配当株」。一生売らないと決めてしまいましょう。
高配当株は、一生涯、配当金を与えてくれます。今年も。来年も。その次の年も。
自分が80歳になったとき、自分の持っている株を冷静に見極め、売るタイミングを図って、適切たタイミングで株を売却する。80歳のおじいちゃんには、そんなことはほぼ不可能です。
なので、高配当株は一生売らない!
そう決めてしまうのです。
そして、死ぬまで配当金をもらい続けるのです。
これが長生きリスク備える最善の方法です。
死んだらどうなる? 高配当株の行方は?
死んだ後のことは、あまり深く考える必要はありませんが。念のため、補足しておきます。
もし、旦那さんや奥様、あるいはお子さんがいれば、株は、相続(受け継がれる)されます。
相続には税金がかかるのでは? と心配になると思いますが、例えば、奥様一人、お子さん一人の場合は、株以外の資産も含めて4200万円までは、相続税はかかりません。(相続税がかからないための限度額は、家族の人数により変わります。)
なので、ほとんどの方は心配いらないでしょう。
もし、相続税がかかるほどの資産をお持ちの「お金持ちさん」は、相続税のことをまじめに勉強しましょう。
もし、奥様もお子さんもいない場合は、あらかじめ遺言書を書いておき、お世話になった方にあげましょう。
それも面倒だという方は、国に寄付されます。人生の最後に、これまで生きてきた日本に感謝して寄付をしましょう。